監査論

監査論の勉強法について、短答式に合格した経験から書きます。

特徴

監査論は、20問×5点の100点満点です。企業法は覚えているか否かで勝負が決まるので30分あれば解き終わるのですが、監査論は1つの文章が長いため、解くのに40分くらいかかります。
それと、常識の量にもよりますが、比較的早く点数が50点60点くらいまで伸びるものの、80点以上の高得点は取りにくいというイメージです。監査論で差をつけるのはやや難しいです。

攻略法

さて、監査論はいろんな予備校で理解重視と謳われていると思いますが、この「理解」というのは「監査の世界での常識」にしていくイメージです。
監査の世界では、精査でひとつひとつ検証するのは現実的ではないから、試査が常識なんだな。
監査の世界では、監査している会社と馴れ合わないように、いろいろな決まりがあるんだな。
という感じです。勉強をするにつれて、自分の中での常識を増やしていく、と考えてみるといいと思います。
総論は、常識で解く
総論というか、監査基準とか、公正普遍の態度とか、正当な注意とか、二重責任の原則とか、独立性とか、ここらへんの概念です。特に常識力が試されます。あまり難しい問題は出てこないです。「当たり前のこと言ってるな→まる、なんか違和感あるな→とりあえず保留orばつ」みたいな感じで、ふわふわと解いていきましょう。
監査の歴史みたいな問題は、捨て問でいいと思います。
実施論は、イメージが大切
話が広すぎて自分はあまり得意ではなかったですが、手続の流れを意識しましょう。
・最初に監査計画を立てる
・実施していきたいけど、その前に内部統制がどのくらい有効かを確かめる
・内部統制を踏まえて、確認や実査などの具体的な検証をする
・検証を得られた内容をもとに、監査報告の結論を考える
みたいな。この大きな流れの中に、「重要性の基準値は〜」とか「確認手続は〜」とか「見積りの監査は〜」とかの各論があります。流れを見失うと、地に足つかない勉強になってしまいます。(経験談)
報告論は、手堅く
報告論は、結論(どのような意見を出すか、どんな場合に何を書くか)が聞かれる問題が多いです。

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