企業法の勉強法について、短答式に合格した経験から書きます。
特徴
20問×5点の100点です。企業法の特徴としては、分野ごとの問題数が安定していることです。ヤマ当てが全然効かない科目です。
参考程度に、短答を受けたときの手元にあった出題歴のメモを載せておきます。2017年とかそのくらいのものだと思います。
商法は毎年2問、金商法は毎年2問、設立は毎年2問、株式は1問か2問、、、というような読み方です。一番右の数字は3回分の合計ですが、あまり気にしないでください。
勉強法
問題演習が大切
テキストを読んで趣旨を理解することはもちろん大切ですが、それ以上に問題を解いて、間違えて、頭に叩き込む作業が効きますね。
「監査役は、取締役を監視するから、取締役に脅かされない立場が必要」という趣旨の理解をします。
この趣旨から、「監査役の任期は、取締役(2年)pよりも長い4年である」という結論が導かれます。
で、問題で聞かれるのは「監査役の任期は○年である。合っている?間違っている?」という結論部分です。
趣旨の理解だけでは少し足りなくて、最後は暗記勝負です。
企業再編の分野は個人的に面倒に感じました。文章が、長い。食べる側と食べられる側の話を見分けるのが面倒。という感じです。これは、財務の理論のところでも書きました。
商法・金商法はかなり暗記で処理できます。が、金商法はときどき手をつけてないところから出てきたりします。
80点(5問に1問だけ間違えても良い)を理想としたいですが、金商法が2問とも難しいときは70点くらいを目指しましょう。大半は簡単というか、授業や過去問でやったことが素直に出てきます。
短答から条文を引くべきか否か、について
自分は問題集を解いて覚えるタイプだったので、条文は使ってません。二次試験でも使うから早いうちに〜という声もありますが、二次試験で出る条文ってわりと決まってるし、試験時間もたっぷりあるので条文は自分で探せます。ですから、短答ではいらないと思います。個人的な話ですけどね。
判例の勉強は必要か、について
毎年何肢か出ますが、自分は特に判例について勉強しなかったです。ただし、論文では判例めちゃくちゃ重要です。
0 件のコメント:
コメントを投稿